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【小説】ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。〜二度目の人生全力で楽しみます〜第22話

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ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。~二度目の人生全力で楽しみます!~
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こんにちは、なーさんです(*^^*)

結構前に書いた、自作小説【ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。〜二度目の人生全力で楽しみます〜】を楽しんでいただけると嬉しいです。

アルファポリスさんで最新話(第二章42話)まで掲載中です。

よろしければ、【こちら】も覗いてみてください (/・ω・)/



 

◊あらすじ◊

私、ティナ・エヴァンスは前世の記憶があります。所謂、転生というやつですね。まさか自分がなるとはおもいませんでした。でも、すごくラッキーな事ですよね?

前世の私は29歳、独身。銀座でNo,1ホステスをしてました。キャバじゃないですよ!ホ・ス・テ・ス!!ここ、間違えないでくださいね?こう見えて私、結構、モテたんですよ?

趣味はカラオケ、読書、人間観察。‥‥これだけ聞けば普通ですよねぇ?普通なんですよ、私の感覚では!でも、私は絶対に死んでも内緒にしておきたかった事があります。

それは・・・

腐女子ということ!
ヲタ活動をしていたという事!

・・・隠したくても突然死んでしまってはバレるのは仕方ないのです。まぁ?あっちの世界にはもう私はいないので気にしていません!文字通り死ぬほど恥ずかしいけれどどうしようもありませんからね!!開き直るしかないのです。

2回目の生となった今も好きなものを変える気はありませんし、変えられるとも思わないので全力で私の趣向は隠そうと思います!

この世界は可愛い子ばっかりでとても困っちゃいます!一人でニヨニヨしてしまうのはもう、どうにもならないです。

まぁ、なんだこんだで私は二度目の人生を全力で楽しみながら暮らしていきます!

 





 

とりあえず、来た道を戻って来ましたが、やっぱりもうぶつかった場所には男の子は居ませんでした。

「うーん。やっぱり居ないな。とりあえず、噴水まで戻って見るか!」

ディナンの言葉に頷き、歩き出すと、ジョーが不満そうに下唇を突き出しています。

「ジョー?どうしたの?」

私が気付いて聞くと、ジョーは私の手を繋いでボソッと言いました。

「なんで、ディナンが仕切ってるの。僕が隊長がいいのに。」

「何行ってるんだ。ジョー!隊長は、王子である、私の職務だ!」

反対の手を繋いで居たディナンが反論します。やっぱり、お決まりですね。
二人とも、隊長になりたいようです。‥‥あぁ、可愛い。

「隊長ねぇ‥‥じゃあ、ジャンケンすれば?」

「「ジャンケン?」」

「うん。これはね、とても神聖な真剣勝負だよ。あのね、」

ジャンケンのやり方を教えます。
何度か、二人が私とじゃんけんして慣れたら、いよいよ二人の真剣勝負です

「いい?一回の真剣勝負だよ。負けてもお互いにグチグチ言うのはなしね!」

「「わっかた。」」

「よし、」

「「最初はグー!ジャンケン‥‥‥‥ポン!!!」」

 






 

「チャコ、じゃあ出店の人とか、噴水で座ってる人に、ちょっと聞いてみよう!」

結局、ディナンはジャンケンに負けて、ジョーが今日の隊長となりました。
ディナンの落ち込みよう‥‥かわいい。ふふ。

「そうだね、聞き込みは大事だもんね!‥‥ディナン、次の時は、ディナンが隊長だから、そんなに落ち込まないで?」

「‥‥あぁ。そうだな‥‥。」

「チャコ、ディナンはほっておいて、ポテト屋さんに聞きに行こう!」

ジョーが私のことを引っ張って、引っ張られた私の後をディナンが大人しく付いて来ます。なにそれ、この生き物、可愛すぎない?

その時、ゾワワっと背中に悪寒が走るような気持ち悪さを感じました。何事かと、キョロキョロと周りを見ると、ディナンが不思議そうな顔をして居ます。‥‥うーん?なんだったのでしょうか?特に不審なものがなくて、不思議に思ったその瞬間‥‥さっきのフード付きのポンチョを着た子が、大人に抱えられて、もがいている場面が頭の中に入ってきました。

「‥‥え、なに??あ‥‥行かなきゃ、助けなきゃ!!」

「え?チャコ!?」

戸惑って、その子がどこにいるのかわからないけれど、走り出します。
後ろからは、二人が私を呼ぶ声が聞こえますがそれどころではありません。
自分がどこへ向かっているかもわからず走ってました。

・・・いた!!!

先ほどの男の子が、猫背の汚い格好をした男の人に縛られて荷馬車に乗せられそうになって居ました。

「おじさん!!!その子、返して!!!」

私は周りに異変を知らせようと、とにかく大きい声でおじさんに話しかけました。

「‥‥なんだ、嬢ちゃん、このガキと知り合いか?」

「そうよ!友達なの。返して!」

薄汚い男は、ジロジロと私の事を見て来ます。‥‥気持ち悪い。
ここは、市場の裏の方の道です。今は15時半くらい‥‥ちょうどお店が忙しくて裏には人がいません。市場は賑やかだから、ここで多少揉め事があっても気づかなそうです‥‥。地面にギターを置いて、近くにあったデッキブラシを手に取りました。‥‥はやく、誰かきて!!

「嬢ちゃん、運が悪かったなぁ~だぁれも気付いてくれなさそうだわ。嬢ちゃんも可愛い顔してるから高く売れるなぁ~へへへ。ガキがそんなの持っても怖くねぇぞ?ほら、大人しくこっち来い!」

男はそう言いながら、ゆっくりと此方に近ずいて来ます。

「嫌よ!!私も売られないし、その子も売らせない!!」

荷馬車の荷台へ目をやると、男の子が大きく目を見開いています。
・・・絶対助けるんだから。そう強く思って、男にニッコリと笑って見せました。

「へっ!大人しくすりゃあ怪我しなくていいものを!」

 





 

男が一気に距離を縮める為、走り出しました。
グッと力一杯デッキブラシを握ってタイミングを計ります。
男が私のことを捕まえようと両手を振りかぶったところで‥‥

思いっきりデッキブラシの棒の方を男に突き出しました。

「やぁ!!!」

幸い、男の溝内にクリーンヒットしました!やったぁ!

おまけで、お腹を抑えて吐いてる男に、またデッキブラシを頭から思い切り振り下ろしました。首の後ろに、クリーンヒット!デッキブラシは‥‥折れてしまいました‥‥火事場の馬鹿力。あたし、すごいです!!

『ジョー、肉屋さんの後ろにいる!!大人を何人か連れて来て!!人攫いが出たの!はやく!』

ジョーに連絡しつつ、馬車の方へ走ります。
やばい、硬く紐結ばれてる!はやく、はやく!!あぁ、ナイフ!!!なんでナイフがないの!!!‥‥強く、ナイフがぁぁぁっと願ったら、手元が光り出しました。‥‥え?

次の瞬間には、何故かナイフを握っています。‥‥どゆこと?
いや、今は考えてる場合じゃありません!とにかく、紐を切らないと!

なるべく肌を傷つけないように、でも素早く紐を切りました。

[もう大丈夫だからね、走れる?]

男の子の国の言葉で聞くと、ホッとしたようにした後大きくうなづいてくれました。
が、男が復活したのか、荷馬車の入り口に立って怒っています。

「嬢ちゃん、生きて帰れると思うなよ!?」

そう言って荷馬車に乗って来てしまいました。この荷馬車、何もない!どうしよう!?男を睨みつけながら内心焦っていると、男の子がスッと前に出ました。

[もう、大丈夫。後ろにいて。]

そう言って私をかばってくれようとします。

「へっ、ガキが何カッコつけてんだ!!!」

男が怒鳴って、拳を振りかぶりました。

・・・・・あぶない!!!!

咄嗟に男の子を抱きしめて庇います。‥‥あれ?痛くない?
殴られるはずだったのに、衝撃が来なくて恐る恐る目を開けると、深い紫の髪の毛がありました。

「‥‥ぐぁ」

一言、後ろで呻いた後、ドサリと重い音がしました。

 





 

音がした方へ視線を向けると、何故かディナンの従者の人がいました。

「‥‥アルバート様?」

「ティナ様、ご無事で何よりです。」

アルバート様はニコリと微笑んで荷馬車から男を引きずり出しています。

 

・・・助かった・・・

ホッとして、体の力が抜けると、その場にポスンっと座り込んでしまいました。
目の前には、困惑気味の男の子が心配そうに見つめています。

[大丈夫?]

[‥‥うん、なんとか。安心したら力抜けた。はは]

[君のが小さいのに無茶しすぎだよ‥‥]

[だね。でも‥‥ほっとけなかったから‥‥無事で良かった。]

力なくヘラっと笑うと、男の子の目が大きく開かれました。
照れたのか、すぐに視線をそらされてしまいましたが、見えている耳が赤いです。‥‥はぅ、可愛い。

大人たちが集まって来て、男を捉えて兵団に引き渡してくれました。
その間、私と男の子は大人しく、道の脇に座って落ち着くのを待っています。

「「チャコ!!!!」」

ディナンとジョーが来てくれました。
とても心配てくれたのでしょう、顔色がとても悪いです。‥‥申し訳ない‥‥。

「チャコ、心配したよ。どうしてそんなに無茶ばかりするの‥‥」

「本当に、無事で良かった‥‥」

「二人とも、ごめんね?あの時は、なんていうか‥‥無我夢中すぎて‥‥あれが誠意一杯だったの‥‥」

「‥‥怖かった。チャコがいなくなっちゃうんじゃないかって‥‥本当に、怖かったんだよ。二度としないで‥‥」

ジョーに抱きしめられ、私よりジョーの方が震えていて、私は思わずギュウッとジョーを強く抱きしめました。

「ジョー、大人の人、呼んで来てくれてありがとう。」

「ううん。ぼく、それくらいしかできなくて‥‥」

「十分だよ!それに、迎えに来てくれたじゃん!こうしてくれるだけで、安心する。」

ジョーが涙を堪えてます。

「ディナンも、アルバート様を来させてくれてありがとう。本当に、危機一髪、助かったよ。」

「・・・俺も、居場所をアルバートに言っただけだ‥‥」

ディナンが悔しそうに拳を握りました。
私は、ジョーからそっと離れて、ディナンの手を両手で握ります。

「それだけじゃないよ。心配してくれて、駆けつけてくれて、私の事を誠意一杯、出来ることをして、守ってくれたでしょ?ありがとう。」

「ちゃこ‥‥」

ディナンは、涙目になりながらもグッと眉に力を入れて溢れないようにしました。
二人が、近くにいるって分かってたから、私は今回の行動を取れたんです。
助かるって分かってたから、あの男に挑めたんです。

やっぱり、二人の存在は、私の中でドンドン大きくなって行っているようです。

その後、男の子は兵団で保護者を待つことになり、通訳として同行しつつ、私も親を呼ばれてしまい、お父様にこっ酷く叱られました。でも、幸い男の子の保護者もすぐ見つかり、ホッとしました。

流石に、ディナンは一緒にはいられなくて、先に帰りました。ジョーは、私の家の夕飯を一緒に食べて、グラムさんが迎えに来るまでみんなで遊んでました。そんなジョーも、グラムさんに拳骨されていてとても痛そうでした‥‥。ごめん、ジョー。

しばらくは、家を抜け出せなさそうです。トホホ‥‥

 





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